相続が開始する前に遺留分を放棄する方法はあるのか?

遺留分とは、最低限度の遺産を相続人が相続できる権利のことをいいます。これは、遺言書によって、特定の人間だけに遺産の大部分がわたることにより、生計をともにしていた家族が経済的に困窮することを防ぐ目的で作られた権利です。そのため、この権利をもっているのは、配偶者と子ども、両親などの直系尊属血縁者に限られており、兄弟姉妹にはその権利はありません。配偶者や子どもには、法定相続分の2分の1を相続した人に請求することができます。両親の場合は、3分の1を請求できることになっています。この権利は相続が開始してから放棄することもできますが、相続が行われる前に放棄することもできます。相続が開始してからの放棄については、特別な手続きは必要ありませんが、開始前に行う場合は、家庭裁判所に行き、手続きを行わないといけません。その手続きの具体的な流れとしては、被相続人の住所を管轄している家庭裁判所に行き、申し立てを行います。書類としては、申立書と被相続人と申し立てをした人の戸籍謄本が必要になってきます。申し立てをするためにかかる費用としては、収入印紙800円分と郵便切手代です。家庭裁判所が審理した後に許可を出せば、手続きは完了します。

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